ピアノは一生モノであるという事をご存知ですか?
ピアノはメンテナンス次第でアナタだけでなく、子供や孫まで末長く使い続ける事ができる楽器なんです!
では、その他に必要なピアノのメンテナンスとはどのようなものでしょうか?
以下では、ピアノに必要な7つのメンテナンス方法を解説していきます。
自宅でできるピアノのメンテナンス方法
(1)ピアノの掃除
一般的な黒いピアノはほこりが非常に目立ちますので、楽器用のハンディモップでほこりを払い、やわらかい楽器掃除用の布で拭きましょう。強くこすると傷の原因になりますので、優しく傷つけないように注意して下さい。
特に鍵盤は、ピアノの部位でも一番汚れやすいところで、指の汗や皮脂がつきやすいのでこまめに鍵盤用の布で拭き取りを行いましょう。鍵盤の側面など汚れの残りやすいところは、専用のクリーナーを使うといいでしょう。
(2)温度と湿度をできる限り一定に保つ
ピアノは非常にデリケートな楽器で、温度や湿度の急激な変化が苦手です。ピアノの主な部品は木材や、フェルト(羊毛)、皮などが使われていて、ピアノに最適な温度は15〜25度、湿度は50から70%くらいとされています。例えば寒い冬の日に暖房で急速に部屋を暖めたりすると、ピアノ内部に悪影響を与え徐々に音色が狂って来てしまいます。また、雨の日に窓を閉めて湿度が上がりすぎるのを防いだり、空調の風が直接当たらないようにしたり、といった配慮も長持ちさせるのに効果的です。可能な限り温度や湿度変化がないように調節しましょう。
(3)良く風を通す
ピアノは構造的に風通しが悪いため、換気が不足すると虫が発生することがあります(虫害)。内部の木材が食べられてしまうと、正しい音色が出ず、ピアノとして致命的なダメージになる事があり、修理に数万円の金額が必要な事もあります。可能な限り天気の良い日は部屋に風を通し、しっかり換気をしておくことが重要です。またその際には、ピアノの天板と鍵盤の蓋を開けて、ピアノの内部の空気の入替えも忘れずに行いましょう。
(4)鍵盤の音を出す
誰も弾かなくなってしまい放置しているピアノであっても、時には蓋を開けて音を出してあげましょう。また、例え毎日弾いていても、88鍵すべての鍵盤を弾くわけではないので、時々普段はあまり使わない音を出しておきます。細い事ですが、日々の積み重ねがピアノのメンテナンスに非常に大事な事なのです。