これからピアノを購入される方は、値段や部屋の広さなど様々な事を考慮しながら、どのピアノにすれば良いのか様々に検討していると思います。そこで、悩まれる方が多いのが、「ヤマハとカワイどっちのピアノにするべき?」や「ピアノを選ぶ際に気をつける事はあるのか」という事です。
でも待ってください。まずピアノのメーカーはヤマハとカワイだけじゃありませんし、気をつけるべき事もあるんです。
まずはヤマハとカワイのどちらのメーカーにするべきかという事について説明します。
結論から言えば、ヤマハとカワイのどちらのメーカーであっても品質的にはほとんど同じです。あとは個人的な好みで選んでしまって構わないと思います。
以下は具体的にヤマハとカワイの音がどのように違うのかについて解説しています。
ヤマハとカワイの音の違い
まずヤマハはカワイと比べて元気の良い明るい感じの音色がしてタッチは軽めです。
一方カワイはしっとりとした深みのある音色でタッチは重めです。
ただしこれはあくまで傾向ですので、機種や個体によっても違いがありますので一概に言う事はできません。楽器の善し悪しを決めるのは使う人自身になりますので、購入の際は必ず試弾し、タッチや音色が自分の好みに合っているかご自身で確認しましょう。
ただし購入後であっても、調律師に調整してもらえばある程度の調整までは可能ですので、細かい修正は購入後に調律師に相談してみましょう。
他のピアノメーカーもある
またピアノはヤマハとカワイしかメーカーが無い訳ではありませんので、是非その他の国産ピアノのメーカーを検討してみてはいかがでしょうか?
さらに日本のピアノ以外にも、海外のメーカーには個性的なピアノが多くありますので、予算に応じて検討してみてはいかがでしょうか?
海外の有名ピアノであるスタインウェイやベーゼンドルファー、ベヒシュタインといった高額なピアノ以外にも、ペトロフやグロトリアン等、比較的安価で個性豊かなピアノが多くあるのも輸入ピアノの魅力です。
ピアノ選ぶ際に気をつけること
ピアノを試弾する際に見落としがちですが、必ず気をつけなければならない事、それは
- 椅子に座って弾いてタッチをチェックする
- 一曲弾いてみないとそのピアノの魅力はわからない
という事です。
ピアノを選定する際に、椅子に座らず立ったまま弾かれたり、曲を弾かずに適当に単音や和音で音を出し、ピアノのチェックをされる方が結構おられます。必ず一度椅子に座り得意な曲を一曲弾いて検討するようにしましょう。何故ならば椅子の高さや前後位置を合わせてから椅子に座らないとそのピアノの正確なタッチ感は確認出来ないからです。その上で、出来れば自分が得意とする曲を弾いてみるのが良いでしょう。何故ならば、単音で音を出して良い音色だと感じるピアノであっても、曲を実際に弾いてみるとまとまりの無い音だったりすることがありますし、逆に単音ではあまり印象の良くないピアノであっても実際に曲を演奏してみると、思いのほか良い音に感じるピアノもあります。
ピアノを選定する際、あまり皆さんがやらない事ですが、ピアノは安い買い物ではありませんので、ご自身にぴったりのピアノに出会えるまで、じっくり検討しましょう。