消音ピアノユニットを取り付けるメリットとデメリットまとめ

疑問

消音ピアノユニットをご存知でしょうか?消音ピアノユニットとは、その名の通りピアノに取り付ける消音装置の事です。一軒家にお住いの方や、特にマンション住まいの方はピアノを弾きたくても、近所迷惑になってしまうのではと思い、なかなか弾きづらいと思っている方が多いのではないのでしょうか?

そんな方はこの消音ピアノユニットを取り付けた時のメリットとデメリットを解説していきます。

まずは、消音ピアノユニットを取り付けるメリットについて説明します。

消音ピアノユニットを取り付けるメリット

  • ワンタッチで消音ピアノに切り替えが出来き、また電源を切れば従来どうりに普通のピアノとしても使えるので1台で生ピアノと電子ピアノの二役をこなす事ができるようになります。
  • ヘッドフォンを使い周囲を気にせずピアノ弾く事ができます。
  • ピアノの音色以外にも、パイプオルガンやハープシコード等の色々な音色を楽しむ事ができる。
  • 自分の演奏を録音・再生出来るシーケンサー機能・多数のデモ曲を内蔵・ピアノレッスン機能・メトロノーム機能・古典調律ver・エフェクト機能・キー・トランスポーズ等様々な機能が搭載されています。

消音ピアノユニットを取り付け後、若干タッチが悪くなる場合がありますが、近年では改良が重ねられ光センサーとなったので、タッチ感が少し向上しています。ちなみにヘッドフォンから聞こえる音は、電子ピアノと同様に本物のピアノからサンプリングで取り込みピアノの音色を再現している音なのです。

 

消音ピアノユニットを取り付けるデメリット

消音ピアノを取り付けるメリットは当然あるのですが、どうしてもデメリットがあるのでそこも理解しておきましょう。

  • 「消音」と聞くと音が無いと誤解されがちですが、「音色」は消えたとしても「打鍵音」は一般的な電子ピアノの音よりも遥かに大きいです。どんな音かというとゴトゴトと大きな音が鳴ってしまいます。これはピアノという良く音が響くよう設計された箱の中で、鍵盤そのものが出す音と、ハンマーシャンクがシャンクストッパーを叩く音や、アクションの各部が出す音が鳴ってしまうからです。消音ユニットを取付けた後に、打鍵音が予想以上にうるさく近隣から苦情が来てしまい結局使えなかったというケースがあります。戸建ての場合でも、このゴトゴトという打鍵音を家族が嫌がるので、結局当初練習する予定であった夜間や朝方など、消音を使いたいときに使えないという場合があります。
  • すべての消音ユニットではありませんが、そのモデルによっては、連打やトリルした際に、バグで突然大きな音が鳴ることがあります
  • 消音ユニット自体が「共鳴雑音」の発生源となってしまうことがあります。消音装置を取付けたことで、それ自身が雑音の原因となり、雑音を発生させてしまう場合があるのです。例えば、非消音時に弦の振動に消音の部材が共鳴してしまい、ビリビリとした典型的な共鳴による雑音が混じることがあります。
  • 消音ユニットを取付けると音とタッチが若干変わってしまいます。これは取り付ける為に内部の部品を調整する必要がある為です。ただし消音ユニットを取外し、内部を再調整すれば元通りの音とタッチに戻すことができます。
  • 調律作業の際、消音の部材が邪魔となり作業性が悪くなるので調律の時間が若干増えてしまいます。特に整調、整音などの作業の際に消音の部材が影響を与えてしまいます。
  • ヘッドホンから聞こえる音は電子ピアノのほうが全般に良い音が多い。

いかがだったでしょうか?消音ユニットを取り付ければ「完全の無音となるので、朝でも夜でも引き放題」と考えられがちですが、それだけではないのです。

ただしこれはあくまで一例ですので、実際に取り付けてみないと、あなたのピアノでどうなるかは分かりません。


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