ピアノ調律前の準備について

ピアノ調律前の準備


1 ピアノの上や周囲の物を片付けておく

ピアノにかけてあるカバーや、楽譜が載っているのであればまずどかして、ピアノの上には何も載っていない状態が望ましいです。 ピアノの上に大量の物があると、それを片付けるだけで結構な時間が掛かりますので、全て退けられるならそうしておきましょう。
またピアノの周辺に荷物があると調律作業がサムーズに進まなくなるので、調律作業が行える十分なスペースがあるのが望ましいです。
特に、ピアノの下パネル前面やペダル調整の際に邪魔になりますので、ペダル周辺には物がない方が望ましいです。
こうしておけば、調律師がすぐに調律に取り掛かる事ができるようになります。
ただし、ピアノのイスは調律作業後の試弾の際や整調の際に必要ですので、通常はピアノと一緒にそのまま置いておいてください。


2 掃除機と雑巾を用意しておく

ピアノの側に事前に掃除機と雑巾を置いて頂けると、ピアノ内部の清掃が楽になるので、調律師は助かります。


3 室温を一定に保っておく

夏や冬場の調律の際、冷暖房を御利用される場合は、調律開始の2時間程前に入れるようにして下さい。
ピアノは温度変化に非常に敏感ですので、冷暖房器具により急速に室温が変化しますと調律中に調律が不安定になってしまう為作業が困難になり、余計な時間がかかってしまう場合があります。


3 調律中は余り大きな音を出さない

調律作業中は、テレビやラジオ、CD等の音はなるべく控えて下さい。ピアノの調律は微かな音の変化を聞き取る繊細な仕事の為、なるべく配慮して頂けると、調律師も作業に集中することができます。 もちろん無音でなくとも、普通の生活音であれば問題ありません。



調律の事前準備や調律中の注意事項について多く記載しましたが、大事なピアノの調律の効果を最大限引き出す為の大事な配慮ですので、何卒御協力頂ければと存じます。

ピアノ調律師のマッチングサービス「ピアノチューナー」は全国のピアノ調律師を口コミや評価から検索することができます!