ピアノ調律の頻度・期間

適切なピアノの調律頻度をご存知ですか？

一般家庭で普通に使用される程度であれば、１年に１回程度でも良いかと思います。
しかしこれは最低限の調律頻度であるので、頻繁に弾く方は１年に２回程度、調律することをお勧めします。
ピアノを適切に維持する為には、「定期的に」継続して調律をすることが大事になります。
定期的に行えば、フレームや弦が安定するので、結果的に音が狂いにくい状態となっていきます。
一方、不定期で調律する場合は、ピアノは非常にデリケートで徐々に音が狂ってしまう為、調律を安定的に保つ事が難しくなってしまいます。
更にピアノを維持する為には同時に湿度管理（梅雨時～夏場の除湿、冬場の加湿）が必要になります。
部屋の湿度を年間を通して50％程度に保ってあげるとピアノにとって適切な環境になります。
ピアノは本当にデリケートな楽器の為、コンサートホールやレコーディングスタジオ等では、数日ごとに調律されることも珍しいことではありません。
しかし一般家庭では現実的ではありませんよね？ですから、あくまでも1年に1回の調律のペースが必要最低限であり、ピアノを弾く頻度に応じて適切な頻度で調律をしてあげて下さい。