ピアノ調律の作業時間

ピアノの調律にかかる作業時間は、ピアノの状態にもよりますが平均2時間～3時間程度必要となります。
また各々の調律師によって調律のスタイルは異なりますので1時間程で切り上げてしまう調律師もいれば、納得がいくまで何時間でも作業する方もいます。
またピアノの状態にもよりますが調律だけしていても状態は良くならない場合があり、調律の他に「整調」「整音」「修理」という作業が必要な場合があるのです。

普段から定期的に調律をされている場合はピアノの状態が良好な場合が多く、短時間で終わる事もありますが、長年放置されていたピアノの場合は、調律をするだけでも普段の倍程度時間がかかる事もありますし、「整調」「整音」「修理」を行うとさらにお時間がかかる場合があります。

普段から定期的に「整調」「整音」「修理」を行っていないピアノを作業する場合、午前中から作業を開始して終わるのが夕方になることもあります。

ピアノは定期的に継続して調律をするということが非常に重要で、一度ピアノの状態が悪くなると、本来のピアノの音色を取り戻すために多くの作業が必要になり、結果として時間がかかってしまいます。

調律を依頼頂く際は、ぜひなるべくお時間に余裕のある日をご指定ください。
実際に調律師にピアノ見てもらわないとピアノの状態が外部からは判断できず、作業が何時間かかるのか判断がつかないからです。
時間さえあれば、調律師は時間の許す限りピアノの持ち味を引き出すことに専念出来ます。